ケアマネジャーや施設の生活相談員、地域包括支援センターの窓口で、「個別支援」で困ったことはありませんか?その方のレベルや経験値に応じたきめの細かい個別指導・助言などをします。
インテークの場面は相談業務の始まりです。自分の事業所等で対応することがふさわしい内容なのか、他の専門機関に紹介した方がよいのか、緊急性があるかどうかなど、瞬時に専門的に判断しなければいけません。相談の受付、仕分け作業及びその後の契約に続くインテークに必要な技術を指導します。
アセスメントとはシートの項目を埋めることではありません。相談援助職の「見立て」のスタートであり、ICF(国際生活機能分類)の視点から行われなくてはいけません。アセスメントの進め方は、利用者(家族)の状態や支援ケースの特長によって違います。利用者(家族)の自立支援の立場から、多様なアセスメント手法の進め方を指導します。
ケアプランとは画一的なものではなく個別的なものです。多職種がおこなったアセスメントから導き出された解決すべき課題・ニーズへの対応・解決を「見える化」したもの、それがケアプランです。そのためには利用者(家族)の意向を文章化する手法だけでなく、利用者(家族)の同意を得るためのプレゼンテーションの技術なども必要となります。実際の支援事例に基づいた手法を実践的に修得していきます。
ケアマネジメントサイクルでは面接はインテークにはじまり、月1回のモニタリング訪問、さらには緊急時など必要に応じて行われます。面接では、利用者本人や家族と「生活場面」で向き合える貴重な機会です。面接では、利用者(家族)から語られた言葉の傾聴だけでなく、非言語コミュニケーションや住環境の観察などから情報把握と見立てを行います。これらのプロセスと面接前後の留意点について学び、いかなるケースにおいても実践していける力量を育てます。
相談面接には電話による相談があります。相談電話は、利用者(家族)や近親者だけでなく、近所・近隣など地域から届くこともあります。「顔が見えない」ために、訪問面接よりも高度な技術が必要になります。支援困難ケースや苦情相談では失敗の許されない場面のひとつであり、トレーニングが必要になります。電話応対のロールプレイや実践の振り返りなど、具体的な手法やポイントを学びます。
支援困難事例には、支援拒否や利用トラブル、認知症のBPSDによる支援混乱や徘徊、さらに虐待ケースまでさまざまです。本人への支援だけでなく、家族支援や近所・近隣の地域支援が必要なケースもあります。一方、担当する事業所やケアマネジャーの力量不足や経験不足、コミュニケーション不足から「支援困難化」していることもあります。さらに距離の縮め過ぎ、本人の意思の無理解や無視が原因となっていることもあります。何が支援困難にしているか(個人的要因、社会的要因、不適切な対応)、解決するための道筋やチーム対応力などの力を養います。
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